失われた自分自身を再発見し、生き生きした半生を来るなどと、フェイスリフトの広告には大げさに思えるようなことばが踊っています。確かに、ある時期から老いの忍び寄る足音が耳元に聞こえ始め、その後はただただ顔の形相が老人くさくなっていく一方なのを、あきらめの気持ちで眺め続けるしかなかった過去のことを思えば、フェイスリフトをして良かったと思える喜びは納得できます。5年後にはもう一度施術を、半年後にはもう一度注入をなどと、半永久的効果が持続する訳ではないところが、フェイスリフトは今後もまだまだ研究の余地が残っている分野ではありますが、それでも、一時的に若さが回復されるのは嬉しいことです。気持ちまでがぐっと若返ります。そもそも、気持ちが若いから表情も若々しいのか、顔が若々しく見えるから気持ちも若くなるのか、どちらが本当なのかよくわかりません。ただ、確かなことは、気持ちと外観とはかなりの部分が比例しているということです。気分は永遠の若者であっても、顔を見るとシワクチャであったというのは、あまりないように思えます。ドクターの日野原先生や国際舞台で活躍を続ける緒方さんなどを見ていると、自分の顔に最大限のケアをしておられる時間があるとは思えませんが、それでも、心身共にお元気そうですよね。
